我が家には、3歳の息子がいます。
母親が働くことが一般的でない地域・時代に育った私にとって、
まだ小さい息子を保育園に預けることには葛藤がありました。
最初の数ヶ月は、泣いたりぐずったりで大変。
半年も経てば泣くことは少なくなりましたが、なかなか手を離してくれなかったり、
何かをぐっとこらえるような表情を見せたり。
「まだ赤ちゃんなんだから、ママといたいに決まってる。
こんな思いをさせてまで働く意味はあるのか」と悩む毎日でした。
でも、私の気持ちが揺らいだら、子供に伝わってしまう。
毎朝心を決めて、とにかく笑顔で手を振ることだけは心がけて、過ごしていたのです。
ある日のことです。
いつものように保育園に迎えに行き、玄関で靴を脱がせていたとき、息子がぽつりと言いました。
「ママ、お仕事、たいへんだね」
え? 大丈夫だよ。だってママ、お仕事好きだから、たのしいよ。
「そんなことないよ、たいへんでしょ!」はにかみながら話す息子。
なんだかじーんときてしまいました。
彼なりに母親を気遣って、いろいろと考えてくれてるんだなぁ。
2歳過ぎの子供のこと、本当に意味が分かっての発言かどうかは怪しいですが……。
でも楽しそうに働く姿を見せたい、子供にとって誇れる母親になりたい、と思ったのでした。
さーて、今日もたくさん働いて、夜&週末にはたくさん遊ぶぞー!