「『フランスの子どもはなんでも食べる』という本作っているんだ」と周囲のママ友に話すと、
たいてい、「へえ~?どうして?」と聞かれました。
「え~と、え~と・・・」本を読んでねと思いつつ、ひと言でどう言えばいいんだろう、とそれからずっと考えていました。
「フランス人は食べることを人生と生活の柱にしている」
「まず親が楽しんでなんでも食べる」
「嫌いなものがあるのは試す回数が足りないだけ、と考えている」
う~ん。ひと言で言うのはやはり難しい・・・。だから、著者もルールは10にしたんですね(笑)
この本との出会いは、私が次女の食に困っていた2~3年前に、アメリカのアマゾンで子育て本のベストセラーリストに
入っているのを見つけて読んでみたことでした。
カナダ人ママである著者の子ども同様、当時次女はお腹がすくととにかくうるさかった。
保育園から帰るのが6時過ぎ。それから夕食を作る間に、耐えられないほど騒ぐので、
ついつい何かを与えたら、当然のごとく夕食ができる頃にはもう食欲がない。
せっかく野菜料理などを作っても全く食べない。
その悪循環の毎日を断ち切るきっかけを与えてくれた本でした。
「フランス人100%リスペクト」とかそういうわけではないのですが、
フランスに負けない食文化を持っていたはずの日本人がちょっと忘れてしまって、
でもフランスにはかなりまだしっかり根付いているもの、
そんなものを日本のママも思い出せば、子育ての食の悩みも少し解決できるのかな、
そんな思いで日本でご紹介したいなと思い、WAVE出版さんで出させて頂きました!
フランスについての本は、いろいろ出ていますが、
「フランス人はなんでも食べる」は学者でもある著者が、自分の経験や失敗を
とことん探究し、論文なども調べ、経験談以上のしっかりとした内容となっています。
(原書は論文内容や引用元などかなりしっかり載っていたのですが、
幅広く読んで欲しい、と大切なエッセンスを拾って本書を作りました)
ぜひぜひ食に困っているお母さん、それから学校の先生など教育に携わる方に
読んで頂きたいです。
翻訳、イラスト、デザインも全てまちとこで総力を使って作った1冊、
感想もお待ちしています!(CONTACTからお送りください♪)