皆さん、オーストラリアの「バンバリー市」ってご存知ですか?
シドニーなどとは大陸をまたいで反対の西岸にある
人口数万人の小さな街です。世田谷の姉妹都市になっているこの街から、
先日、3泊4日でホームステイのお客様をお泊めしました。
旦那と8歳の娘のいる我が家にとっては、ドキドキの初のホスト体験。
世田谷の5年生とバンバリーの5年生が毎年行き来する交流事業を持っていると聞き、
「ぜひホームステイの受け入れをしたい!」と区役所に問い合わせ、FAXで応募。
子どもの受け入れは同学年のこどもがいる家庭のみだったのですが、我が家には16人の子供たちの
付き添いで来日する4人のお母さんのひとりがやってきました。
事前にあった世田谷区の説明会で聞いたところによると、野生のイルカがやってきて、
美しいビーチで有名なバンバリーには大きな道路がなく、上を高速道路が通る
三軒茶屋のあの大きな交差点を、怖くて渡れない子がいるとか!
これを聞いて、はるか遠くからやってくるゲスト(うちは大人でしたが)の
受け入れに、多少の緊張が走ったものの、
中身の濃い本当に忘れられない時間になりました。
滞在中は、あえて人混みを避け、我が家から京王線1本でいける高尾山をハイキングしたり、
近所の小さな神社の屋台やお神輿を見たり、ユニクロや100円ショップ(53個も買ってました)に行ったり…。
44歳の彼女とは同じ一人娘のママ同士ということもあり、自然と話が合い、
娘の学校のことや普段の生活のこと、家族のことなどを話してました…。
とても優しい方で、我が家の娘がスッカリ懐いてしまい、ご覧のように
リフトも仲良く一緒に乗っていました。しかも、スーツケースの半分はお土産かというほどの
プレゼントを頂き、びっくり。お母さんお手製の手編みのひざ掛けや、ブーツ、
娘にも可愛い文房具やお菓子を頂きました。
金曜日の夕方に我が家に来て、月曜日の朝には区役所前でお別れ…。
最初の対面式では初対面のホスト家族を前に、緊張していた子どもたちでしたが、
別れの日にはソバカスだらけの白人の男の子が日本人のホストのママに、
涙を浮かべながらそっとハグしていて、
こちらまでグッときました。
世田谷区からは食費のサポートもあり、3泊で11000円頂きました。
文化・国際課の職員の方が細かくサポートしてくださり、
初心者の我が家も安心して受け入れができました。
こちらに登録していれば、区内の大学への短期留学生の
ホームステイなど、折を見て紹介してくれるそう。
今までは、自分が海外に行くばかりだったけど、
外国の人と歩けば、自分が住む街も全く違った
場所に見えてくる!少し肩は凝るけど、平坦な毎日の生活に
刺激をくれるホームステイ、またチャレンジしたいと思います。